仮想通貨取引所のQUOINEXとは?運営会社・取り扱い通貨・手数料を徹底解説!

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QUOINEX..「クオイネックス?」と読みそうですが、「コインエクスチェンジ」と読み、QUOINE(コインと読みます)株式会社が運営する仮想通貨取引所です。もともと2014年にシンガポールで設立された仮想通貨取引所で、アジアでは最大級の規模となっています。2017年に本社を日本に移し、日本でも積極的に事業を展開しています。

シンガポール発祥というと怪しげな海外取引所や、いわゆる「みなし業者」ではないかという不安がよぎるかもしれません。しかしQUOINEは2017年9月に登録された仮想通貨交換業者の第一陣の一社です。

もともとシンガポールで事業を行っていたアジア有数の規模の取引所であり、シンガポールという国際金融の要所でグローバルな環境の中で揉まれてきた取引所なのです。

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仮想通貨取引所QUOINEXの運営会社、QUOINE株式会社とは? 

仮想通貨取引所QUOINEXfは、QUOINE株式会社が運営しています。QUOINEは2014年11月にソフトバンクグループでアジア投資を担当していた栢森加里矢(Mike Kayamori)氏と、スイスの金融コングロマリットであるクレディスイスの日本CIOであったマリオ・ゴメス・ロサダ(Mario Gomez-Lozada)氏によってシンガポールで設立されました。その後、2016年3月に日本に本社を移転しています。日本のQUOINEXの他、アジアではQRYPTOSという仮想通貨取引所を運営しているグローバルなプレーヤーです。

会社概要

社名 QUOINE株式会社
設立日 2014年11月
資本金 約20億円(資本準備金含む)
本社所在地 東京都千代田区平河町2-7-3 PMO平河町2階
代表取締役 栢森 加里矢(Mike Kayamori)
URL https://quoine.com/

CEO栢森氏の前職はソフトバンクグループのアジア統括

CEOの栢森加里矢氏は東大法学部を卒業後、三菱商事に入社し、三菱商事時代はナチュラルローソンの立上げに関わりました。ハーバードビジネススクールでMBAを取得し、米国ベンチャーファンドを経てソフトバンクグループでアジア統括としてアジア営業や投資マネジメントに従事しています。なお、日本仮想通貨事業者協会の理事にも就任している人物です。

 

仮想通貨交換業者として登録済み

QUOINEは2017年9月に登録第一陣の一社として、金融庁が仮想通貨交換業者登録一覧に追加しました。世界で初めて仮想通貨取引所に登録制を導入した日本で、既に海外でサービスを展開していた取引所が登録した形です。

ICOで124億円を調達

QUOINEは2017年11月にICOを行っています。トークンQASHを発行して、3日間で124億円の調達に成功しました。調達された資金はQUOINEが開発を目指しているグローバルな仮想通貨取引のプラットフォームであるLIQUIDの開発に充当されています。尚、QASHはQUOINEXに上場されており、取引することが可能です。

QUOINEXを利用するメリット/デメリットとは? 

QUOINEXはどのような取引所なのでしょうか。そのメリットとデメリットには主に以下のようなものがあります。

▽メリット
・各種手数料が無料
・スプレッドが小さい
・レバレッジ倍率の高さ
・相対的なセキュリティの高さ

▽デメリット
・取り扱う仮想通貨種類の少なさ
・取引所のみで販売所は無いこと
・事務処理に要する時間の長さ
・取引画面・アプリの使い勝手の悪さ

QUOINEXのメリット

各種手数料が無料

QUOINEXのサイトを見ると、「各種手数料が0円」というわかりやすいメリットの記載が目につきます。QUOINEXではベース通貨(日本の居住者なら円)とビットコイン間の現物/レバレッジ取引に関する売買手数料は無料、また、入金に関する手数料も無料です(送金銀行に支払う送金手数料は利用者の自己負担)。

ただし、ベース通貨以外での取引や、ビットコイン以外の取引については、0.25%の売買手数料がかかりますので注意が必要です。また、口座維持手数料は原則無料ですが、リップル(XRP)についてはリップル社の規定により、初回入出金時に20XRPが維持手数料として徴収されます。

(各種手数料一覧)

入出金手数料   法定通貨 仮想通貨
入金・入庫 クイック入金・振込入金とも無料(※1) 無料
出金・出庫 500円(※1) 無料
口座維持手数料 無料(XRPのみ最初に20XRPを徴収)
取引手数料 現物取引 レバレッジ取引
●           žベース通貨建:無料

●           ベース通貨建以外:0.25%

●           ベース通貨建:無料

●           žベース通貨建以外:0.25%

●           ポジション料:0.05%/日

※1:銀行手数料は顧客負担

スプレッドが小さい

スプレッドは取引所と投資家が取引する際に提示される、売値と買値の差額です。例えばビットコイン価格が100万円と言っても、取引所から100万円で買える時に取引所に100万円では売れません。実際には売値は買値よりも少し低い金額が設定されています。この差額分は要するに取引所の取り分で、実質的には手数料になります。

QUOINEXの取引所は、特にアルトコインのスプレッドが他の取引所と比べて相対的に小さく設定されており、短期的な売買で利益を出したい投資家に向いていると言えます。

レバレッジ倍率の大きさ

証拠金取引において、QUOINEXは個人投資家にはレバレッジ25倍(証拠金の25倍の金額まで取引可能)を上限としています。これはBITPOINTなどと並び国内の取引所では最大のレバレッジです。例えば、ビットフライヤーでは15倍、Zaifでは7.77倍なので、これらと比較するとその高さがわかります。さらに法人アカウントの場合は50倍までのレバレッジ取引が可能になっています。

相対的なセキュリティの高さ

最近、QUOINEXのサイトで一番アピールされているのがこの項目です。コインチェック事件で注目されたコールドウォレットについては積極的に導入しており、顧客資産は100%コールドウォレットでの管理を謳っています。また、マルチシグについてもBTC、BCHに導入済です。

さらに、仮想通貨の出金時は、すべての出金実行前に検証チェックを行い、外部からの悪質な操作を防止する体制をとっています。なお、資本金の20億円は国内ではビットフライヤーに次ぐ規模となっています。そのため、セキュリティを強化するための資金面での余力は比較的大きいと言えるでしょう。

QUOINEXのデメリット

取り扱う仮想通貨種類の少なさ

昨年まで現在QUOINEXで取り扱いのある仮想通貨は4種類でしたが、2018年1月末にリップルが追加されて5種類に増えました。仮想通貨の取り扱いだけを見れば、ビットフライヤーの7種類、Zaifの通貨5種類・トークン9種類、ビットバンクの8種類など他の取引所と比較して少なくなっています。

実は、QUOINEXはグローバル取引所らしく入金できる日本円以外の法定通貨の種類が多く、日本円を含めて10種類を入金可能です。その結果、QUOINEXのサイトでは「通貨ペア53種類」が謳われているのですが、一般の日本の投資家にとっては日本円以外の入金はあまり現実的ではありません。

(取り扱い仮想通貨)

ビットコイン(BTC) 仮想通貨の基軸通貨とも言える仮想通貨
イーサリアム(ETH) 分散型アプリケーションの基盤となる仮想通貨
ビットコインキャッシュ(BHC) ビットコインから分岐し新機能を付加した仮想通貨
リップル(XRP) 国際間決済のために開発された仮想通貨
キャッシュ(QASH) QUOINEXを運営するQUOINE社によるトークン

(取り扱い法定通貨)

法定通貨 ●           日本円(JPY)

●           米ドル(USD)

●           ユーロ(EUR)

●           豪ドル(AUD)

●           香港ドル(HKD)

●           シンガポールドル(SGD)

●           人民元(CNY)

●           フィリピンペソ(PHP)

●           インドルピー(INR)

●           インドネシアルピア(IDR)

 取引所のみで販売所は無いこと

仮想通貨取引に慣れていない人にとってみると、QUOINEXにはBitFlyerの「販売所」やZaifの「簡単売買」のような販売所機能がないことはデメリットかもしれません。

QUOINEXは取引所機能のみのため、売買取引に際しては取引所に注文を出すことになります。販売所形式は売買したい数量だけ入力すれば、取引所(BitFlyerやZaif)が取引相手になって確実に取引できるので、初心者や確実に取引したい人には便利です。ただし、取引所が自己ポジションで取引相手になるので、手数料やリスクに見合う収益額が売買価格に含まれることになります。これにより、購入時には市場の相場より高く、売却時には相場より低くなるというデメリットもあります。

取引所での投資家との取引ではこうした余剰収益はなく、前述の売買スプレッドのみが取引所の収益分です。そのためQUOINEXでの売買価格は販売所での価格より投資家に有利なものになります。一方、市場が荒れている時には流動性が低くなってなかなか取引が成立しないリスクもありますし、取引注文の入力も初心者にはやや複雑になります。

 事務処理に要する時間の長さ

前述したとおりQUOINEXはセキュリティ対応にも力を入れています。その結果とも言えますが、口座開設や入出金などの事務処理にかかる時間が長くなっています。

サーバーがコールドウォレットであるということは、逆に言えば現在残高の確認や資金の移動処理がオンラインでできず、オンラインでの処理に比べて時間がかからざるを得ません。また、すべての出金処理について実行前に検証チェックを行うことは、不正出金を水際で食い止める効果のある一方で、出金指示を出してから実行までにより長い時間を必要とします。実際、QUOINEXからの仮想通貨の出金には、出金指示を出してから2日間程度が必要となっています。

取引画面・アプリの使い勝手の悪さ

QUOINEXのサイトで取引画面を開くとわかりますが、黒い背景に取引注文パネルやチャートなどがあり、「本格的な感じ」「プロっぽい」といった声もあります。一方で、「暗くて見づらい」「使い方がわかりにくい」といった意見もあり、特に経験の浅い投資家にとってはやや使いづらい点が多いようです。

さらに、スマホアプリははっきり言って評判が良くありません。例えばApp Storeのユーザー評価を見ると、平均評価が5段階評価の1.8となっています(ちなみにいろいろ問題はありますが、コインチェックのアプリは平均4.3の評価です)。コメントを見ると、すぐフリーズする、反応が遅い、といったアプリの安定性から、残高が正しく表示されないといった機能面、さらにはサポートの対応が悪いといった点まで数多くの問題が指摘されています。

QUOINEXのセキュリティは?

前述したように、QUOIEXはセキュリティ対応に力を入れています。全ての口座のコールドストレージによるオフライン保管、マルチシグの採用、出金時の検証強化といった対応により、不正アクセスによる盗難などの被害を防止しています。また、投資家のログイン時には、Google Authenticatorを使った二段階認証を採用し、投資家側でのIDやパスワードの盗難被害の防止策も導入しています。

取引所運営企業の企業体力

2017年の資金決済法の改正により日本では仮想通貨取引所に登録制が導入され、業者のセキュリティ体制などが金融当局によってチェックされる体制が確立されました。コインチェックの事件以降は、当局の取引所業者をチェックする目線もさらに厳しくなっています。

今後、仮想通貨取引所はセキュリティ対策により多くの投資が必要となり、そうした対策を実行するだけの企業体力は必須要件です。QUOINEXは資本金も20億円(資本準備金含む)と国内仮想通貨取引所の中ではビットフライヤーに次ぐ規模であり、資金的な余力は相対的に大きいと言えます。

QUOINEXの今後の将来性は!?

QUOINEXは海外でもアジア最大級の仮想通貨取引所を運営するグローバルプレーヤーです。仮想通貨はインターネットを介して流通するため、今後、仮想通貨市場が成長すれば国境を越えた取引も拡大していくでしょう。その点で注目されるのは、QUIONE社がQASHを発行してICOで調達した資金で開発している、グローバル取引プラットフォームのLIQUIDです。QUOINE社によれば、世界中で数多く存在する仮想通貨にグローバルな取引市場を提供し、市場が閉鎖されているために流動性が低い仮想通貨などに成長の機会を与えることが期待されます。

世界で仮想通貨市場が拡大する中で、QUOINEXはグローバル基準の仮想通貨取引所として注目すべき取引所と言えるでしょう。今後の動向が気になるところです。

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QUOINEX(コインエクスチェンジ)の特徴と登録方法を解説 徹底したセキュリティ対策が特徴