日本で運営されている仮想通貨取引所、12社を徹底比較

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これから仮想通貨の取引をスタートしようという方にとって、最初の関門となる取引所選び。日本では昨年4月に公布された「仮想通貨交換業者に関する内閣府令」により、仮想通貨の交換業を営む企業は金融庁の監督の元、仮想通貨交換業者の認定を受けることが義務付けられました。2018年1月現在、その認定を受けているのは、16社。このうち11社が実際に仮想通貨の取引所を運営しています。加えて、過渡的な措置として現状ではまだ認定を受けていない、企業を含めて、12社が取引所を運営しています。

仮想通貨の取引所は、それぞれ取り扱う仮想通貨の種類や、手数料、ツールの使い勝手、など様々な差別化ポイントがあります。本記事では、取引所を選ぶに当って、考慮したい点をそれぞれ比較しています。

運営企業の信頼性

仮想通貨の取引に当っては、各取引所に日本円を入金することになります。一定の期間、資金を預けるということです。活況を呈している仮想通貨の取引市場ですが、預け先となる取引所が企業として健全であるかというのは考慮に入れる必要があります。

2014年に倒産したマウントゴックスでは、ハッキングによってビットコインを失ったのが引き金だったと言われていますが、そうしたハッキングに対して適切な対策を行う上でも資金力というのは必要です。FXでも業者が乱立しましたが、現在では大半が淘汰されました。仮想通貨では、次々に取引所が立ち上がっている状況ですが、将来的には合従連衡が起こる可能性は大と言えます。ここでは各社の資本金や、どのような企業と連携しているかというのをまとめてみました。

名称 運営会社 資本金 主要株主
コインチェック コインチェック株式会社  9,200万円  経営陣、インキュベイトファンド、ANRI、WiL
bitFlyer 株式会社bitFlyer  41 億 238 万円  経営陣、三井住友銀行グループ、みずほフィナンシャルグループ、第一生命、SBIインベストメント、電通デジタルなど
Zaif テックビューロ株式会社  8億3,013万円  経営陣、ジャフコ、新生銀行、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ、インフォテリアなど
DMMビットコイン 株式会社DMM Bitcoin  2億9000万円  DMMグループ
GMOコイン GMOコイン株式会社  17億5800万円  GMOグループ
QUOINEX QUOINE株式会社  約20億円  SBIインベストメント、ジャフコ、B BASH ベンチャーズ、デジタルガレージ、MISTLETOE、ULSグループなど
bitbank ビットバンク株式会社  11億3100万円  経営陣、セレス
フィスコ仮想通貨取引所 株式会社フィスコ仮想通貨取引所  3億8,706万円  フィスコデジタルアセットグループ
BTCBOX BTCボックス株式会社  1億6516万  経営陣、夢真ホールディングス、マーチャント・バンカーズ
BITPOINT 株式会社ビットポイントジャパン  4億3,000万円  リミックスポイント
BitTrade ビットトレード株式会社  5,100万円  経営陣、FXトレード・フィナンシャル
Bitgate エフ・ティ・ティ株式会社  1,000万円

扱っている仮想通貨

仮想通貨は、取引所によって取り扱っている種類が異なります。取引所を選ぶに当たっては、自分の取引したいものを扱っているかというのも重要なポイントです。仮想通貨の略称については、

「BTC」「ETH」「XRP」って何? 主要仮想通貨の略称、コードを一覧でご紹介

をご覧ください。

名称 取り扱い仮想通貨
コインチェック  BTC/ETH/ETC/LISK/FCT/XMR/PEP/XRP/ZEC/XEM/LTC/DASH/BCH
 bitFlyer  BTC/ETH/ETC/LTC/BHC/MONA
 Zaif  BTC/XEM/MONA/BCH/ETH/ZAIF/XCP/PEPE/CMS(E)/CMS(X)
 DMMビットコイン  BTC/ETH/XEM/XRP/ETC/LTC/BHC (太字はレバレッジ取引のみ)
 GMOコイン  BTC/ETH/BCH/LTC/XRP
 QUOINEX  BTC/ETH/BCH
 bitbank  BTC/XRP/LTC/ETH/MONA/BCH
フィスコ仮想通貨取引所  BTC/MONA/FSCC/NCXC/CICC/BCH
 BTCBOX  BTC/BCH/ETH/LTC
 BitTrade  BTC/ETH/XRP/LTC/MONA/BCC
 BITPOINT  BTC/ETH/XRP/LTC/BCC
 Bitgate  BTC

入金方法

取引に当たっては、まずは日本円を入金する必要があります。取引所によって、どのような手段で行えるかは変わってきます。銀行振込は全ての取引所で対応していますが、銀行休業日には対応できないという難点があります。コンビニやペイジーであれば土日も即時対応できます。クレジットカードも同様ですが、手数料が非常に高い場合があり、オススメできません。

名称 入金
コインチェック  銀行振込、コンビニ、ペイジー、クレジットカード
 bitFlyer  銀行振込、コンビニ、ペイジー、クレジットカード
 Zaif  銀行振込、コンビニ、ペイジー、クレジットカード
 DMMビットコイン  銀行振込、クイック
 GMOコイン  銀行振込、ペイジー
 QUOINEX  銀行振込
 bitbank  銀行振込
フィスコ仮想通貨取引所  銀行振込
 BTCBOX  銀行振込
 BitTrade  銀行振込
 BITPOINT  銀行振込
 Bitgate  銀行振込

手数料

各取引所の日本円で入出金を行った場合の手数料をまとめました。

名称 入金 出金
コインチェック  【銀行】無料 【コンビニ/クイック】3万円未満:756円、10万円以上:1000円  400円
 bitFlyer  【銀行】無料 【クイック】324円  【三井住友宛て】3万円未満: 216円、3万円以上:432円、【三井住友以外】3万円未満:540円、3万円以上:756円
 Zaif  【銀行】無料 【コンビニ】3万円未満:486円、3万円以上:594円 【ペイジー】3万円未満:486円、3万円以上:594円  50万円未満:350円、50万円以上:756円
 DMMビットコイン  【銀行】無料 【クイック】無料  無料
 GMOコイン 【銀行】無料  無料
 QUOINEX 【銀行】無料  無料
 bitbank 【銀行】無料  3万円未満: 540円、3万円以上:756円
フィスコ仮想通貨取引所 【銀行】無料  50万円未満: 350円、50万円以上:756円
 BTCBOX 【銀行】無料  出金額の0.5%、最低400円
 BitTrade 【銀行】無料  648円
 BITPOINT 【銀行】無料  振込手数料はユーザー負担
 Bitgate 【銀行】無料  540円

レバレッジ取引

レバレッジ取引とは、証拠金を用意することで、手持ちの資産の数倍の金額を使って取引できるというものです。会社によってその最大倍率は異なります。レバレッジ取引では、価格が上昇した際の利益も大きいですが、下落した際の損失も大きいため留意が必要です。

名称  最大レバレッジ  対応通貨  説明
コインチェック  5倍 BTC https://coincheck.com/ja/documents/about/leverage
 bitFlyer Lightning FX  15倍 BTC/ETH/BCH https://lightning.bitflyer.jp/
 Zaif  7.77倍 BTC/MONA https://zaif.jp/doc_margin_trading
 DMMビットコイン  5倍 BTC/ETH/XEM/XRP/LTC/ETC/BHC https://coincheck.com/ja/documents/about/leverage
 GMOコイン  25倍 BTC https://coin.z.com/jp/corp/product/info/margin/index.html 2018年1月31日(水)7:00に5倍に変更予定
 QUOINEX  25倍 BTC/ETH/QASH https://ja.quoinex.com/
 bitbank ビットコインFX  20倍 BTC https://www.bitbanktrade.jp/
 BITPOINT  25倍 BTC https://www.bitpoint.co.jp/product/leverage/

API

APIとはプログラム経由で、取引所のデータを取得したり、自分の口座での取引行うためのインターフェースです。こうした機能を利用して、自動で取引を行うようにプログラムを組むことができます。主要な取引所ではAPIを公開しています。

名称 説明
コインチェック https://coincheck.com/ja/documents/exchange/api
 bitFlyer https://bitflyer.jp/ja-jp/api
 Zaif http://techbureau-api-document.readthedocs.io/ja/latest/index.html
 QUOINEX https://developers.quoine.com/
 bitbank https://docs.bitbank.cc/#/
フィスコ仮想通貨取引所 https://fcce.jp/api-docs
 BTCBOX https://www.btcbox.co.jp/help/asm
 BITPOINT https://public.bitpoint.co.jp/bpj-api/api

仮想通貨交換業者登録社

資金決済法で、仮想通貨の交換業を営む業者は、金融庁に登録する必要があると定められています。ここで紹介するのは関東財務局、近畿財務局に登録されている仮想通貨交換業者です(2018年2月1日現在)。資金決済法の改正前に取引所を営んでいた業者は、登録の申請を行っていれば、本登録となっていなくても引き続き業務を継続できるとされていて、コインチェックはその一例です。

関東財務局

登録番号 登録日 社名 取扱通貨
関東財務局長
第00001号
平成29年9月29日 株式会社マネーパートナーズ BTC
関東財務局長
第00002号
平成29年9月29日 QUOINE株式会社 BTC、ETH、BCH、QASH
関東財務局長
第00003号
平成29年9月29日 株式会社bitFlyer BTC、ETH、ETC、LTC、BCH、MONA
関東財務局長
第00004号
平成29年9月29日 ビットバンク株式会社 BTC、ETH、XRP、LTC、MONA、BCC
関東財務局長
第00005号
平成29年9月29日 SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 BTC
関東財務局長
第00006号
平成29年9月29日 GMOコイン株式会社 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP
関東財務局長
第00007号
平成29年9月29日 ビットトレード株式会社 BTC、ETH、XRP、LTC、MONA、BCC
関東財務局長
第00008号
平成29年9月29日 BTCボックス株式会社 BTC、BCH、ETH、LTC
関東財務局長
第00009号
平成29年9月29日 株式会社ビットポイントジャパン BTC、ETH、XRP、LTC、BCC
関東財務局長
第00010号
平成29年12月1日 株式会社DMM Bitcoin BTC、ETH
関東財務局長
第00011号
平成29年12月1日 株式会社ビットアルゴ取引所東京 BTC
関東財務局長
第00012号
平成29年12月1日 エフ・ティ・ティ株式会社 BTC
関東財務局長
第00013号
平成29年12月1日 株式会社BITOCEAN BTC

近畿財務局

近畿財務局長
第00001号
平成29年9月29日 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 BTC、MONA、FSCC、NCXC、CICC、BCH
近畿財務局長
第00002号
平成29年9月29日 テックビューロ株式会社 BTC、MONA、BCH、XCP、ZAIF、BCY、SJCX、PEPECASH、FSCC、CICC、NCXC、Zen、XEM、
ETH、CMS
近畿財務局長
第00003号
平成29年12月1日 株式会社Xtheta BTC、ETH、BCH、XRP、LTC、ETC、XEM、MONA、XCP

参入を表明している企業

現在運営している企業の他にも仮想通貨の取引所に意欲を示している会社は数多くあり、ここでは主要なものを紹介します。

社名 説明
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 SBIグループが開設を予定している仮想通貨取引所。既に仮想通貨交換業の登録を済ませています。2017年12月に登録を開始する予定でしたが、「口座開設申込受入体制強化のため」として延期(2018年1月28日現在)。
株式会社ネクストカレンシー 「cointap」としてサービスを準媚中。2018年春に開設予定とされている。DMMグループが運営開始を予定している第二の仮想通貨取引所。
株式会社サイバーエージェントビットコイン サイバーエージェントグループとして、2017年10月に新会社を設立して2018年春から取引所を開設する方針を明らかにしています。
LINE株式会社 仮想通貨交換業への申請を行い、参入する方針を示しています。2018年1月には金融子会社、LINE Financialを設立しています。
株式会社マーキュリー 仮想通貨事業を強化しているセレスの子会社で、仮想通貨取引所を開設するため仮想通貨交換業者への登録申請を実施。