55円まで高騰、時価総額でも9位まで上昇したネム(XEM)!コインチェック騒動後の動きを追う

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14日、ネム(XEM)が上昇を続け、15時現在55円付近で取引が行われています。12日に、コインチェックから1XEMあたり88円での補償が行われて以来、徐々に値段を上げています。現状、コインチェックではXEMの売買が再開されていないため、多くの日本ユーザーがZaifで取引を行っているものと思われます。

ここではコインチェック事件からのXEMの動きをおさらいします。

Zaif(ザイフ)取引所はこちらから

コインチェック事件の概要

NEM流出の概況

1月26日、不正アクセスによりコインチェックの5億2300万NEM、当時のレートで約580億円分が流出しました。

流出元はコインチェックがオンライン上で管理しているメインウォレットからとなっており、現在有志のホワイトハッカーとNEM財団が共同で犯人の追跡と流出したNEMが取引所で換金できないよう流出したNEMの存在するアドレスをマーキング(モザイク)する作業をしております。

流出した顧客資産の補償内容とは?

コインチェック社はNEMの主な取引所となるZaif(ザイフ)の価格を参考に1XEM=88.549円として計算し総額463億円を現金にて返済すると1月27日の段階で発表し、3月8日の記者会見にて1週間以内に補償を開始の予定となっていることを報告しました(実際には3月12日に補償が実施)。また顧客資産とコインチェック社の資産とは分別管理しており、補償にあてる資金はその顧客資産をそのまま充てるとしています。

コインチェック、一部通貨の出金や売却を再開、XEMの補償は12日中に実施

ホワイトハッカーやNEM財団のこれまでの対応

モザイクによる流出NEM所有の口座のマーキングと入金制限

NEMのプラットフォーム上でイーサリアムのように独自のトークンを作ることができます。

これがモザイクと呼ばれるものですが、これを犯人のアドレスに勝手に送り付け、犯人の口座をマーキングします。

特に今回のNEMの場合は開発者しか移動することのできないトークンを作ることが出来たため、これにより流出したNEMを持つアドレスをマーキングし、マーキング後もそのマーキングを開発者以外外すことのできない状況を作ることができました。

そしてNEM財団はこの後マーキングしたアドレスから流入したNEMを他の通貨に換金できないよう各取引所に入金を許可しないよう要請しました。

犯人のハッカーの現在までの動向

不特定多数のアドレスに犯人からのNEM送金

犯人側としてはアドレスが特定され換金が難しく、この追跡から逃れるため不特定多数に少額のNEMを送り付ける動きを見せました。

これにより多くのアドレスにモザイクによるマーキングがされました。

ダークウェブでのNEM販売

犯人により匿名性の高いダークウェブにて、通常のレートよりも安い価格でビットコインとライトコインでNEMを販売しました。これにより犯人は販売用の14アドレスから約2億3700万NEMをダークウェブ上に投入し、そのうち2億140万NEMの取引が行われたとされています。

資金洗浄による換金

ダークウェブの他にCoinPaymentsという仮想通貨決済代行サービスを用いて、モザイクのないアドレスからの出金に見せかける手段の他仮想通貨の中でも匿名性の高いDASHを経由するなど、資金洗浄をした上で通常の取引所にNEMを流入させているとされています。

実際に流入した取引所としてはアメリカのBittrexやPoloniex、日本の取引所のZaifなどが挙げられています。

流入している取引所ではZaifが目立って多い

流入額が約2260万NEM(約8億円)以上と特にZaifへの流入が多いため、流入したNEMがZaifで他の通貨への換金がうまくいっているのではないかとの指摘がされています。

NEM財団のさらなる対応と今後の展望

NEM財団はモザイクによるマーキングされたアドレスに加えて、CoinPaymentsからの入金も拒否し、他通貨への取引をできないようにするべきだと、取引所に要請をしています。

しかし現状犯人の特定はできておらず、すべての取引所の対応が間に合っているわけではないため、根本的な解決に至っていない状態となっています。

今後カタパルトによるNEMの機能の大幅な改善に期待が集まる一方で、事件の解決・犯人の特定への動きに向けたNEM財団、有志のホワイトハッカーへの動きに注目が集まります。

XEMのチャートの動き

最後にXEMのチャートです。こちらはCoinMarktCapによる直近1週間の動きです。

30円前後で取引が行われていましたが、コインチェックから再開の動きがあると高騰。実際に12日に補償が行われてからは大きく値を上げる展開となっています。

コインチェックでは88円で補償を行っているため、このレンジが当面の目安となりそうです。

他の主要通貨が軟調な中で、XEMのみが値を上げており、14日15時現在では時価総額約5000億円で、仮想通貨の中で時価総額は9位まで上昇しています。

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