漫画村での強制マイニングの概要とその仕組みとは?

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違法アップロードされた漫画が無料で読むことができる漫画村などの漫画海賊版サイトにおいて、コインハイブ(Coinhive)というサービスを使うことで、閲覧者に無許可で仮想通貨モネロ(XMR)のマイニングが行われていることが4月1日、情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」の調査で分かりました。

こうしたサイトは概算でも月に200~300万にを稼いでいたと言われます。

漫画村、今度は利用者のパソコンやスマホを仮想通貨”強制マイニング”に使用し荒稼ぎか
https://abematimes.com/posts/3978705

仮想通貨のマイニングとは?

仮想通貨の発行や取引の不正を防ぐため、有志の協力者が過去の取引履歴のデータとの整合性を取りながら、取引の承認・検証作業を行うことをマイニングと呼びます。

マイニングでは有志の協力者のコンピューターリソースを使うため、協力者に対して報酬として仮想通貨が払われます。

ここから通貨の採掘という意味でのマイニングという名前が付けられました。

仮想通貨モネロ(XMR)とは?

モネロ(XMR)はCryptNightと呼ばれる匿名性に特化したアルゴリズムを持った仮想通貨です。リング署名(Ring Signature)と呼ばれる複数人の公開鍵を束ねて行うため署名者の特定を難しくしていて、ハッキングにかかる費用がビットコインの約1000倍と言われ、安全で追跡不可能な暗号通貨と言われています。

このようなメリットがあるのですが、資金洗浄に使われてしまう可能性があり反社会組織との関わりを否定することができないため、規制の動きが出てきています。

匿名通貨とは何か、その仕組みと代表的な通貨、懸念点を紹介

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北朝鮮の関わりの関係性

昨年から北朝鮮が第三者のPCをハッキングする手口で採掘を行い資金源としている可能性を米セキュリティー会社が指摘されており、モネロは反社会的組織だけでなく、北朝鮮が資金源としてる可能性もあるようです。

調査協力したトレンドマイクロは海賊版サイトの利用は避けるべきであるとしています。

また北朝鮮の関わりだけでなく海賊版サイトの場合、フィッシングサイトや詐欺サイトに誘導するケースもあるため、海賊版サイトの使用にリスクがともなうことを指摘しています。

漫画海賊版サイトの閲覧者 知らぬ間に仮想通貨「モネロ」を「採掘」させられていた 北朝鮮資金源の可能性
http://www.sankei.com/affairs/news/180401/afr1804010007-n1.html

強制マイニングさせたコインハイブ(Coinhive)とは?

コインハイブは2017年秋からスタートしたサービスで、専用のJavaScriptコードをサイト上に埋め込むことでそのサイトを閲覧者のCPUを使ってモネロの採掘を行います。

採掘益の3割ほどがコインハイブの運営側が手数料として受け取り、7割がサイト運営者に配分されます。

元々のコンセプトとしては多くのサイトで収益源とはなりつつも、押しつけがましい現状のある広告をなくし代替手段を提供することが目的としてあるようですが、ユーザーのCPUを勝手に使うマルウェアであるとの指摘もあるようです。

まとめ

仮想通貨にとっては恐怖を煽る可能性はあってもプラスになるような内容のニュースではありませんが、日常的に触れる機会のない人が仮想通貨に対する認知を高めるニュースではあったかと思います。

モネロなどの匿名通貨は北朝鮮や反社会的な組織との関わりがあるなど、金融庁も規制を強める動きがあります。

今回のコインハイブのようなサービスはウェブコンテンツの大きな問題点である、閲覧者に対して直接対価を要求することのできない仕組みを打開するものではあります。

コインハイブの場合はモネロで日本の規制とは相性の悪いものですが、その他の通貨で出来るようになれば、海賊版を排除した上で

公式でそのようなサービスを展開することでコンテンツの電子化をしつつ、マネタイズする仕組みを作ることはできそうです。