仮想通貨取引所のコインチェック(Coincheck)とは?取り扱い通貨や手数料を徹底解説!

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※コインチェックは現在ほぼ全てのサービスを停止しています

ビットコインをはじめとした仮想通貨への投資が注目を集めています。2017年にはビットコインだけでなく、イーサリアムやリップルといったアルトコインの価格も大きく上昇しました。これにより、いわゆる「億り人」と呼ばれる億単位で利益を上げる人も誕生しました。

今回紹介するコインチェックでは、国内の取引所の中でもアルトコインの取り扱い種類が多く、将来性のあるアルトコインを購入できるという特徴があります。また、これから仮想通貨取引を始める人でも簡単に売買ができるという特徴があり、利用者から人気の高い取引所となっています。

仮想通貨の認知度が高まるにつれて、新たな仮想通貨取引所が続々と誕生していますが、コインチェックは2014年から運営していることから、比較的実績のある取引所といえるでしょう。今回はそんなコインチェックについて詳しく紹介していきます。

コインチェック株式会社の会社概要 

仮想通貨取引所のコインチェックは、コインチェック株式会社によって運営されています。新たなテクノロジーを提供して問題を解決し、世の中の人を幸福にする事を信念としていて運営されています。

会社概要

社名 コインチェック株式会社(英語表記:Coincheck,inc.)
設立日 2012年8月28日
資本金 9,200万円
社員数 71名
本社所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-28-13 渋谷新南口ビル3F
代表取締役 和田晃一良
URL http://corporate.coincheck.com/

 コインチェック株式会社の創業経緯

コインチェック株式会社は、2012年にレジュプレス株式会社として設立されています。設立当時は「STORYS.jp」という個人の体験談を投稿するサービスを提供しており、このサービスから映画にもなった人気小説「ビリギャル」が生まれたことで有名です。

コインチェックが仮想通貨事業に参入したのは2014年からです。2014年3月にビットコイン取引所「Coincheck Exchange」の提供を開始し、2017年3月に会社名をコインチェック株式会社へと変更しています。

代表取締役の和田晃一良はどんな人物なのか?

代表取締役の和田晃一良氏は、小学生時代からプログラミングを学んでおり、大学時代にはクックパッド主催のハッカソンで優勝し、コインチェックの前身となるレジュプレス株式会社を設立しています。プログラムやシステム開発などの分野に精通しており、STORYS.jpやコインチェックの開発も和田晃一良氏が担当しています。

コインチェックを利用するメリットとデメリットとは? 

それでは、取引所のコインチェックにはどのような特徴があるのでしょうか。コインチェックを利用するうえでのメリットとデメリットには主に以下のようなものがあります。※現在は金融庁からの業務改善命令が出ているため、ほとんどの機能(新規登録、取引、送金など)が利用出来ない状態となっています。

▽メリット
・アルトコインの取り扱い種類が多い
・取引画面がシンプルで初心者でも簡単に取引することが出来る
・スマートフォンアプリが使いやすい(登録から入金までスムーズに行う事が出来る)

▽デメリット
・取引所ではビットコインしか売買できない
・販売所で仮想通貨を購入する場合の手数料が高い
・仮想通貨交換業者としての登録が行われていない

コインチェックはアルトコインの取り扱い種類が多い

 コインチェックではアルトコインの取り扱いが豊富です。今もなお時価総額1位の仮想通貨はビットコインですが、アルトコインの中にはビットコインの性能を上回るものも存在します。コインチェックでは、イーサリアムやリップルといった投資家から注目を集めるアルトコインを購入出来るのがメリットです。ビットフライヤーの仮想通貨の取り扱い数は7種類に対して、コインチェックは13種類となっており、倍近くの違いがあることが分かります。

BTC ビットコイン 仮想通貨の基軸通貨とも言える仮想通貨  通貨の特徴
ETH イーサリアム 分散型アプリケーションの基盤となる仮想通貨  通貨の特徴 
ETC イーサリアムクラシック 現行のイーサリアムがフォークされる前のオリジナル通貨
LTC ライトコイン ビットコインから派生した決済用の仮想通貨  通貨の特徴 
BHC ビットコインキャッシュ ビットコインから分岐し新機能を付加した仮想通貨  通貨の特徴 
NEM ネム エンタープライズ向けのブロックチェーンを標榜する仮想通貨  通貨の特徴
LISK リスク 分散型アプリケーションのためのプラットフォーム  通貨の特徴 
FCT ファクトム 分散型のデータ管理プラットフォームのための仮想通貨
XMR モネロ 匿名性に特化したオリジナルのアルゴリズムで設計された仮想通貨
XRP リップル 国際間決済のために開発された仮想通貨 通貨の特徴 
REP オーガ 分散型未来予想市場を目的とした仮想通貨
ZEC ゼットキャッシュ 高い匿名性を持った決済用の仮想通貨 通貨の特徴
DASH ダッシュ 匿名性の高さと決済スピードの速さを売りにした仮想通貨

コインチェックはとにかく取引が簡単なので初心者でも安心

コインチェックでは初心者でも簡単に取引ができるようになっています。通常、仮想通貨を取引するためにはチャートを見て注文を入れる必要があり、初めて取引する人にとっては難しく感じてしまうものです。その点、コインチェックであれば、売買したい仮想通貨と数量を入力するだけで仮想通貨を購入することができます。

コインチェックで簡単に取引ができる仕組みとして、他の取引所では「買い手」と「売り手」が取引する場所を提供しているのに対して、コインチェックの販売所ではコインチェックと仮想通貨を売買する形になります。そのため、チャートで値動きを確認しなくても簡単に取引することができるのです。注意点としては、取引所よりも手数料が高めに設定されているため、短期間で複数回にわたって取引すると収益結果がマイナスになってしまうことがあります。

スマートフォンアプリが使いやすい

コインチェックの取引画面では、必要な機能が最低限のものに限定されており、初心者の方が使わないであろう機能を省略することでシンプルに利用できるようになっています。また、取引所によってはスマートフォンアプリが使いにくいものもありますが、コインチェックではアプリで登録から取引までスムーズに行うことができます。

日本円の入金方法が豊富

コインチェックには、銀行振込をはじめとした様々な入金方法があります。利用する銀行によっては手数料がかからない場合もあり、手数料を最も抑えることができます。さらに15時までに振込むことで当日中に入金が反映されるようになっています。

クイック入金や各コンビニからの入金では、すぐに入金が反映されるようになっています。手数料が高いためあまりおすすめできませんが、どうしてもすぐに取引したい場合には有効です。また、クレジットカードで直接仮想通貨を購入することも可能です。日本円を入金するフローを省略できるため、クレジットカードさえあればすぐに取引をスタート出来るようになっています。7%~8%の手数料がかかることと、購入のタイミングを決められないことがネックになるため利用する際は注意が必要です。

このようにコインチェックには様々な入金方法が用意されているため、利用シーンに合わせて使い分けてみると良いでしょう。※現在は一部機能の停止により銀行振込のみとなっています。

 入金手数料

銀行振込 ※振込み手数料はお客様にてご負担ください
コンビニ入金

 

3万円未満の入金 756円
3万円以上の入金 1000円
クイック入金 3万円未満の入金 756円
3万円以上の入金 1,000円

出金手数料

日本円の銀行振込 400 円

各仮想通貨の送金手数料

BTC 0.001 BTC
ETH 0.01 ETH
ETC 0.01 ETC
LSK 0.1 LSK
FCT 0.1 FCT
XMR 0.05 XMR
REP 0.01 REP
XRP 0.15 XRP
ZEC 0.001 ZEC
XEM 0.5 XEM
LTC 0.001 LTC
DASH 0.003 DASH
BCH 0.001 BCH

仮想通貨の信用取引ができる

コインチェックでは仮想通貨の信用取引ができます。FXで使用されるレバレッジを掛けた取引により、短期間で大きなリターンを狙うことが出来ます。他の取引所の信用取引ではビットコインのみ対応していることが多いのですが、コインチェックではビットコイン,イーサリアム,イーサリアムクラシックの信用取引が可能です。なお、最大レバレッジは5倍となっています。

コインチェックの信用取引では、証拠金維持率が50%を下回った場合、それ以上の負債が増えないようにするために、強制的に全てのポジションの決済が行われます。証拠金維持率が50%を下回ると口座の残高はマイナスになっている場合が多いため、信用取引を利用する場合は、ある程度のリスクがあることを頭に入れておく必要があります。

取引所はビットコインしか取引出来ないが手数料無料

コインチェックの販売所では様々なアルトコインの取引が出来ますが、取引所ではビットコインのみとなっています。取引所ではビットコインの取引手数料が無料なので、もしビットコインを売買する場合は取引所で購入した方が間違いなくお得ということになります。

コインチェックのセキュリティ対策は? 

2018年1月、コインチェックから580億円分のNEM(ネム)が流出しました。メディアでも盛んに報道されたことから印象に残っている方も多いかと思います。コインチェックのセキュリティ対策が十分ではなかったことが原因として挙げられています。

仮想通貨を保管する際、インターネット環境から隔離されたコールドウォレットと呼ばれるものに保管するのが一般的です。オフラインでの管理となるため、外部からはアクセス出来ない場所に保管していることになります。しかし、コインチェックからNEMが流出した際はホットウォレット(インターネット上)で保管されていました。

マルチシグに対応していなかった?

マルチシグとはコインを他の場所に移動する際、複数の秘密鍵が必要になる仕組みのことです。秘密鍵を複数に分けて保管しておき、その全ての秘密鍵がないとコインを移動させることができないため、万が一ハッキングされても不正送金されるのを防ぐことができるという仕組みになっています。

コインチェックのケースでは、NEM(ネム)をホットウォレットに保管しておきながら、マルチシグにも対応していなかったことが流出の原因とされています。

コインチェックは「みなし業者」?

コインチェックの不正送金騒動では、コインチェックがみなし業者であったことがクローズアップされましたが、法的に違法なことをしていたわけではありません。2017年4月、仮想通貨取引所は登録制になり、金融庁に届け出を出さなければ取引所を運営できない形になりました。例外として、2017年の4月以前から取引所を運営していた業者は、登録申請を行えば期限なく営業し続けることができます。これをみなし業者と分類しており、コインチェックは現在のところみなし業者にあたります。

Coincheck貸仮想通貨サービスがある

Coincheck貸仮想通貨サービスとは、自分が持っている仮想通貨を一定期間コインチェックに貸し出すことができるサービスです。契約期間終了後に返金し、期間に応じた利率を上乗せした支払いを受けることができるようになっています。仮想通貨を購入してから数年間はホールドする場合、仮想通貨を保管している間に手数料が入ってくる形になります。なお、最大年率は5%とされており、預け入れ期間によって年率が変動します。詳細は以下の表の通りとなります。

14日間 年率1%
30日間 年率2%
90日間 年率3%
365日間 年率5%

ちなみにビットコインだけではなく、イーサリアム、リップル、モネロ、ファクトムなど全ての仮想通貨に対応しています。仮想通貨を貸しておくだけという簡単なサービスなので、利用していた方も多いかと思います。

注意点としては、貸し出した仮想通貨が返還されないリスクがあることです。コインチェックのHPには次のような記載があります。「貸仮想通貨サービスをご利用いただくにあたり、コインチェックと締結いただく契約は「消費貸借契約」であり無担保契約です。従って、コインチェックが破綻した際はユーザーの貸付けた仮想通貨が返還されないなどのリスクを負うことになります。」そのため、今回のようにコインチェックになんらかの問題が発生した場合、貸し出した仮想通貨が返ってこない可能性があります。※2018年2月28日現在、業務改善命令によりサービスの利用が出来なくなっています。

コインチェックの今後はどうなのか?

コインチェックは初心者でも簡単に利用できる圧倒的な使いやすさと、取り扱い仮想通貨の多さで人気を集めていました。しかし、2018年1月26日にコインチェックからNEM(ネム)が流出し、1ヶ月ほどたった現在もコインの出金や一部サービスが利用出来ない状態となっています。

一方で、流出したNEMに関しては日本円での返金を発表し、日本円の出金は出来るようになったことから、営業再開に向けて徐々に準備が進んでいるとの見方もできます。一度失った信用を取り戻すことは容易ではありませんが、コインチェックのセキュリティ対策や利用者への返金や補償が進むことにより、再び利便性の高いサービスが提供されることを待ちましょう。

※コインチェックは現在ほぼ全てのサービスを停止しています