仮想通貨のウォレットって?その種類と、作り方は?

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仮想通貨を数ヶ月程度取引していると、必ず出会う言葉に「ウォレット」があります。仮想通貨にはウォレットは欠かせないものです。最近では、スマートフォン決済などでも「ウォレット」はおなじみの言葉なので、親しみはあると思います。ここでは、仮想通貨におけるウォレットの種類と、その作り方に焦点を当ててご紹介致します。

仮想通貨のウォレットの種類は?

仮想通貨におけるウォレットにはどんなものがあるかについて、紹介します。ざっくりと大きく分けて、仮想通貨のウォレットには「ホットウォレット」と「コールドウォレット」があります。実はこれ、オンライン上にあるウォレットなのか、そうでないかの違いなんです。オンライン上にあるのが、電線を想像させるためなのか、「ホットウォレット」、オンライン上にないのが「コールドウォレット」となります。

さらにホットウォレットとコールドウォレットも種類分けができます。次から各ウォレットの種類について順番に見ていきましょう。

ホットウォレット

ホットウォレットはインターネットのオンライン上にあるため、仮想通貨の入出金が簡単にできます。つまり取引をするためにいちいち送金したり、受け取ったりという作業が要らないのですね。

スマートフォンの中にもアプリなどで持っておけるのでとても利便性はよいのですが、「セキュリティ」という観点から見ると、安全とは言えません。このホットウォレットには次のものがあります。

ソフトウエアウォレット

オンライン上にあるウォレットで、有料のもの、無料のものが混在しています。ソフトウエアウォレットで一番有名なウォレットは、「Bitcoin Core」というものです。

よく「マイニング」「採掘」などという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、このマイニングに使うウォレットです。日々頻繁に取引されるビットコインを構成しているブロックチェーンをダウンロードする「完全型」のウォレットですので、HDDの空きもかなり必要です。主にマイニングをする人のためのものなので、普通にビットコインを取引のみをするのであれば必要ないかも知れません。

もう少し簡易的で普通の人でも使えそうなものでは「Electrum」というウォレットがあります。

二段階認証はもちろんのこと、セキュリティの点ではとても優れているウォレットです。

また、PCとスマホの双方での使用が希望であれば「Copay」というウォレットがオススメです。個人で使うだけではなく「共有ウォレット」の作成をしておくことで、PC・スマホの両方の承認がないとビットコインを送信不可能という、まるでマルチシグのようなセキュリティの高さが売りとなっています。

webウォレット

Webウォレットとは、仮想通貨の取引所アカウント内にあるウォレットなどを指します。Webウォレットには、他に「非取引所系」のウォレットがあります。

仮想通貨の初心者の人にもお馴染みの取引所内のウォレットは、最近は二段階認証などを採用しておりセキュリティーには気を使っているところも多いですが、2018年1月のコインチェックのNEM流出事件のようにほんの少しの盲点を突いてセキュリティーホールを突破されてしまうこともありますので、Web上のウォレットに預けるのは完全に安全とは言えません。

また、非取引所系のウォレットは取引所系ウォレットよりもセキュリティーの点でさらに劣ります。何故かと言うと、セキュリティーを万全にするだけの予算がないからだと言われています。

Webウォレットで有名なものは、ビットコイン用で日本語に対応している「Blockchain.info」、また、複数人が承認しないと送金できないマルチシグに対応しており、セキュリティーが高い「BitGo」があります。

ビットコイン用だけでなくイーサリアム用では、「My Ether Wallet」が有名です。

My Ether Walletは日本語対応で使いやすい上、これを紙に印刷してペーパーウォレットとすることもできます。イーサリアムのみならず他のアルトコインで入れられるものも多く、ハードウェアウォレットとの連携もあり送受信にとても便利にできています。このMy Ether Walletは、仮想通貨のエアドロップなどを受ける際にアドレスを求められることが多いため、作っておくと便利でしょう。エア・ドロップ参加にはほぼ必須アイテムのMy Ether Walletです。

スマホウォレット

スマホウォレットは別名モバイルウォレットとも言い、スマホのアプリで管理できるものです。今はスマホで仮想通貨を管理する人がとても多いです。具体的には、これで自分の秘密鍵を管理するしくみになっています。ただ、仮想通貨のウォレットアプリには偽物の悪質なアプリが横行していており、うっかり登録してしまうと仮想通貨を盗まれる恐れがありますので注意が必要です。

また、仮想通貨のアプリを入れているスマートフォンが故障したり紛失したらそれまでなので、復元コードや秘密鍵をメモや紙に書いて保管しておくなど、バックアップも万全にしておきましょう。

スマホウォレットの代表的なものとしては、ビットコイン用の「Copay」や使いやすいUIの「」があります。Breadは美味しそうなトーストのアイコンが目印です。

コールドウォレット

コールドウォレットとは、インターネットに繋がっていないオフラインの状態で、送金(電子署名)を行う「秘密鍵」もオフラインで保管されているものを指します。コールドウォレットはネットワーク上にあるホットウォレットよりもセキュリティ面で安全ですが、紙にプリントしたペーパーウォレットの場合はその保管状態に注意を払わなくてはなりません。紙に印刷してあるからと安心しがちですが、何らかの原因でインクがにじんだり文字が読めなかったりということもありますので、定期的に点検するといいでしょう。

ハードウエアウォレット

代表的なハードウェアウォレットである「レッジャーナノS」

ハードウェアウォレットは「物理ウォレット」とも呼んでおり、USBメモリのような形の物理的なデバイスの中に仮想通貨の情報を送信し、多くの場合PCなどに接続して管理します。取引所などのウォレットがハッキングに遭うと、自己防衛のためかハードウエアウォレットを買い求める人が殺到します。ハードウエアウォレットで有名なものは「レッジャーナノS」や「Tresor」、さらに最近ではクレジットカード型をしており、スマートフォンとBluetoothで同期できる最新型の「Cool Wallet」も発売になりました。

「レッジャーナノS」や「Tresor」はPCに接続しての管理となり、人気の高いレッジャーナノSはChromeブラウザを通貨の送受信に使用するなど多少不便な部分もありますが、シンプルな操作で使いやすいというメリットがあります。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットはその名の通り、コピー用紙のような紙に自分の仮想通貨を取り出すための「秘密鍵」を書いて印刷するタイプのウォレットとなります。

ウォレットがオンライン上にあれば、少しのセキュリティーホールを突き秘密鍵を盗み出されて仮想通貨を盗まれることがありえますが、紙に印刷して誰にもわからないところに保管すれば、アナログな方法ですがいちばん信頼できる保管方法だと言えます。しかし、定期的にインクがにじんでいないか、老朽化していないかなど点検することが必要です。

ペーパーウォレットの代表的なものは「Bitcoin.org」があります。このウォレット作成にはマウスを動かしてランダム要素をつけ加え、QRコードを作成するというユニークなウォレットです。その後サイト内の「ペーパーウォレット」のボタンをクリックすると作成でき、あとはこれを印刷すれば完了となります。

ブレインウォレット

その名の通り“脳で記憶する”ウォレットです。通常、仮想通貨のウォレットは任意の文字列(パスフレーズ)から生成された文字列を使用しますが、40文字以上ある桁の大きな文字や数字を、一字一句間違わずに記憶するのはほぼ不可能に近いです。しかし、ウォレットの鍵である「秘密鍵」を自分なら覚えられる間違いにくい文字列にしてあれば、楽に管理することができ、「脳で管理できるウォレット」として使用されています。

まとめ

いかがだったでしょうか?ここではオンライン、またはオフラインで管理する仮想通貨の「ウォレット」の種類についてご紹介しました。初心者の方では仮想通貨を取引所内にあるウォレットで管理している人も多いと思いますが、取引所に預けてある仮想通貨の流出事件などが起きると、自分の仮想通貨なのに送金や利確ができなくなってしまいます。そのリスクに備えるためにも、是非、保管専用」のウォレットを用意することをおすすめします。