仮想通貨「REP」(Augur)の特徴、取り扱い取引所、将来性を解説

0
5

今回はREP(Augur)の紹介です。REPという略語を見るとどうしてもリップルを思い浮かべる人が多いのですが、あちらの略語はXRPです。非常に分かりにくいのでどうにかしてほしいところです。

REPのプロジェクト名はAugurですが、こちらは古代ローマの「Augur」という占い師の職名から来ています。占い師の仕事と言えば未来を予測することですが、Augurは正に未来予測市場の為の通貨になります。REPはReputation(評判)という言葉から付けられた名称です。

REPはイーサリアムをベースにしたトークンとなります。

Augur(REP)の特徴

Augurの特徴としては大きく2つになるかと思います。それが未来予測市場事実認定の仕組みになります。それぞれ見ていきます。

未来予測市場

冒頭でAugurは未来予測市場と記載しましたが、もちろん未来を読むことが出来るわけではなく、将来起こることを予想してそちらに賭ける、いわゆるギャンブルをやっている通貨になります。

Augurはイーサリアムベースの仮想通貨ですがスマートコントラクトの機能を使って賭けの清算を行います。Augurを用いるとユーザーは誰でも自由に賭け事を作ることが出来ますし、自由にそのギャンブルに参加することが出来ます。先程話したスマートコントラクトを応用することにより、ユーザー全員がそのギャンブルを監視することが出来る仕組みを作りました。ですので自分でギャンブルを作ったからと言って勝てるかどうかは分かりません。

これまではギャンブルを作る胴元は必ず儲かるように出来ていましたが、そもそも胴元の存在なくギャンブルを成立させる事が出来る通貨であると言えます。またスマートコントラクトで清算が自動的に行われますのでこれまでより、より公正なギャンブルを行うことが可能になるかと思います。

事実認定の仕組み

Augurでは提示された予測の結果が正しかったか間違っていたかを認定するレポーターと言われるユーザーが活躍します。レポーターになるためには供託金を積む必要があります。(これはギャンブルの賭け金のようなものです。)事前に立てた予測に対してその結論を報告しなければなりません。

このときレポーターが最も多く報告したことが事実として認定され、それと同じ報告をしたレポーターには報酬が与えられます。(いわゆる、賭けに勝った状態です。)逆に少数派の報告をしたレポーターは供託金が没収されてしまいます。多数決の法則になるわけですがこれでは不正を起こす事も出来そうですが、レポーターにとってあえて事実と違う結果を報告して少数派になるメリットはなく、常に正しい報告をして多数派になり続ける方が自分の利益の為にもなるのです。

こういった仕組みだと提示された予測(ギャンブル)に対しての参加者だけで勝ち負けの判定をするのでプライベートなコミュニティになります。これはビットコインにはない特徴です。ビットコインは誰でも購入する事が出来ますしマイニングも誰でも行うことが出来ます。その為、ビットコインはマイニングで悪用しないように膨大な量の計算量をこなすことでブロックチェーンの安全性を担保しますがこういったプライベートなコミュニティでブロックチェーンを作るとコストが安くなるメリットがあります。

群衆の知恵とは

このようにしてAugurでは予測した結論もユーザーによって行われております。これはAugurがある理論に基づき作られた通貨であることを示しています。それが群衆の知恵、というものです。

コロンビア・ビジネススクールのマイケル教授という人が2007年にこの群衆の知恵という言葉に関する実験を行ったと言われております。

群衆の知恵というのは多数の個別のデータを集めれば全体として正しい結果が導き出されるというものです。つまり大人数で予測したことは当たっている可能性が高い、という事です。大統領選挙などはもちろんこう言った考え方になりますし、今や世界的にも有名な企業であるGoogleの検索機能もこの考え方が大原則で作られたものです。

概要

名称 Augur(オーガー)
通貨コード(シンボル) REP
発行開始 2016年10月
承認アルゴリズム Proof of Stake
マイニング報酬
発行上限
現在の流通量 11,000,000 REP
ブロック生成時間
公式サイト http://www.augur.net/
取引履歴 https://etherscan.io/token/REP
ソースコード https://github.com/AugurProject

Augur(REP)の使い道

これまでAugurの特徴を紹介してきましたがギャンブルを例にする事が多かったのですがおそらく将来Augurの使い方ではないかと思います。ギャンブルであればオンラインカジノなどで使えるようにしていく、と謳っているADAコインの方が使い勝手は良いのではないかと思っています。

Augurが使われるのは保険の市場になるかと思います。

例えば、海の家からを例に説明します。海の家は夏に海水浴客が多いほど稼げるビジネスになります。ということは、稼ぎ時に雨が降って客が少なければそもそも稼ぐことが出来ないので機会損失になります。

そこで例えば今年の8月に雨が5日以上降るか、という賭けを行います。基本的に8月は雨は少ないので賭け金となる保証金はそんなに高くはなららないはずです。実際に5日以上雨が降れば海の家での収入は少なくなりますが、その分賭けに勝ったことによるリターンがあるのでその損失を埋める事が出来るはずです。

海の家だけでなく、ゴルフ場だとかアウトドアスポーツなどは同じように天気により収入が左右する部分があるのでこういったものは必要です。金融の世界では天候デリバティブというものがありますがAugurを使えばコストが安く抑えられるのではないかと思います。

元々、保険とは起きる可能性は低いが起きるとその影響がとてつもなく大きいものに対して対処する為に作られたものなのでAugurの使い方としては有用なのではないかと思います。

現在、予測市場はdev.augur.netとしてβで提供されています。

Augur(REP)が購入できる取引所

Augurが購入出来る取引所ですが国内ではCoincheckだったのですが今は取引が停止されていますので現状国内取引所での購入は出来ません。

海外ではUpbit、Bittrex、Bitfinex、Etherfinex、Kraken、Poloniexなどが主要な取引所です。

参照元 https://www.coingecko.com/en/coins/augur/trading_exchanges

コインチェック(取引停止中)

ビットコインは取引所ですが、アルトコインは販売所のため売買価格に価格差が生じます。

現在取引停止、出金対応のみとなっていますが、扱っている通貨数は多いです。

コインチェック(Coincheck)取引所はこちらから

Upbit

韓国の仮想通貨取引所。カカオトークのグループ会社が運営しています。Bittrexと提携し、非常に多くのコインを扱っているのが特徴。

Bittrex(ビットレックス)

約200種類のコインを扱っており、取引高も世界第8位に位置する取引所です。

その他の海外の取引所と比べると取引手数料は少し高めで0.25%となっています。とはいえ取り扱っているコインの数は多いので、Bittrexに登録だけしておくのは良いと思います。

また名前、住所、国籍の入力のみで24時間で3BTC分の出金をすることができます。

パスポートや免許証で本人確認すれば最大で100BTCまで出金をすることができます。

免許証を使う場合には名前や住所を英語訳した紙が必要になるので、パスポートの方が無難であると言えます。

Bitfinex(ビットフィネクス)

香港の仮想通貨取引所です。取り扱い通貨数が40種類以上でマイナーなコインも扱っています。

過去に2回ハッキング被害がありましたが、現在ではセキュリティ対策がされセキュリティはかなり強固であると言われています。

Bitfinexの魅力としてはレバレッジ取引があります。

特に証拠金をBTCで立てることができるため、1回法定通貨(Fiat)に利確しなくても取引を続けることができます。レバレッジは最大3.3倍となっています。

また取引量に応じて手数料が決まるため、大口顧客が多い印象があります。

Augur(REP)のこれまでの値動き

Augur(REP)は上場直後は2000円〜3000円ぐらいで推移しておりましたが、2017年末に瞬間ではありますが2万円を超える価格を付けました。直近では仮想通貨全体の下げに連れる形で今は3000円台となっています。

Augur(REP)の将来性

Augurの盛り上がりに最も重要視されるのは、提供している予測市場の成長ではないでしょうか?

現在はβバージョンとして提供されているサービスが盛り上がりを見せれば、そこでトークンとして活用されるAugurの価格にも前向きな影響を与えるでしょう。

SimilarWebのVisit数では、1月は約1万だったのが、2月には約4万となり、大きな成長を見せています。ウェブサイトとしてはまだまだ小規模ですが、伸びが見られるというのはポジティブです。

一方、競合するコインとしてSTOKとがあり、こちらはinvest.comの支援を受けています。この存在は気になるところです。

また、精算を行うのにかかる時間が1ヶ月程度ということで少し時間がかかりすぎではないかということも指摘されています。