ネム財団、流出XEMの追跡を断念か、そして待望のバイナンス上場を果たす

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1月26日にコインチェックから26万人の保有するネム(XEM)が流出した事件。そのネムに大きな動きがありました。

日本時間の20日早朝、ネム財団(NEM.io Foundation)は流出したネムの動きを監視するために付与していたモザイクを18日に削除したと発表。これによって得られた情報は当局に提供しており、入手したハッカーに対して大きな制約になったとしましたが、追跡を辞めた理由については「問題の性質から」として明らかにしませんでした。

一方、同日には世界最大の取引所の一つであるバイナンス(Binance)がネムを上場させると発表。日本時間の9時頃から取引がスタートしました。

ネム財団、流出ネムの追跡を断念か

ネムの普及を推進しているネム財団は、流出事件の当初から積極的に役割を発揮し、追跡に尽力してきました。ネムはブロックチェーンを利用した仮想通貨ですが、流出したネムを保有するウォレットに対して、モザイクという印を付ける事によって、その印が付いたウォレットからの入金を受け付けないように、ネムを上場している各取引所に呼びかけました。これによって、一般的に利用されている仮想通貨取引所での換金が抑止されました。

その一方、犯人はダークウェブと呼ばれる暗号化され特殊なソフトを用いることで閲覧が可能となるサイトを使用し、ネムを換金するという動きが確認されました。市価よりも安価に販売することで顧客を集め、これがネムの価格を押し下げる効果を持ったとも指摘されています。ダークウェブで購入した日本人が事情聴取されるというニュースもありました。一方、現時点では犯人逮捕に繋がる情報は出ていません。

モザイクによる追跡が終了したことで、犯人による換金が早まっているという情報もあります。

こちらも詳しい情報は不明ですが、日本人でホワイトハッカーとしてネム流出の犯人を追っていた、みなりん氏のツイッターアカウントが非公開になっています(数日前のようです)。

ネム(XEM)、バイナンス(Binance)に上場

時を同じくして20日、世界最大の取引所の一つであるバイナンス(Binance)にネムが上場しました。

待望のバイナンス上場ではありますが、引き続き流出ネムの換金が続いており、需給には懸念が大きいという点もあり、上場発表時には、30円を切っていたのが、一時35円まで上昇をしましたが、再び低迷しています。

このままのペースで進むと流出ネムの換金は数日で終了するのではないかという見方もあり、いずれにしてもそれ以降、という捉え方が一般的かもしれません。

そして、600億近い資産が流出するという未曾有の経済事件ですので、犯人逮捕が無事に行われることにも期待がかかります。

バイナンス(Binance)取引所はこちらから

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