仮想通貨「イーサリアム」(ETH)の特徴とは? 価格推移や今後の将来性を解説

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世間一般的には仮想通貨というとビットコインをイメージされる方が多いかと思いますが、今回紹介させていただくイーサリアムはおそらくビットコインの次に歴史のある通貨でビットコインに比べて優れた部分がいくつかあります。

イーサリアムの歴史は2014年7月にスタートしました。ヴィタリック・ブテリンというロシア人が開発しました。開発当初は今のような完成度はまだ無く、イーサリアムをベースとしたThe DAOと言う通貨がハッキングされる、という事件が起こりました。そこから、これまでのイーサリアムの仕様に疑念を感じた人がほぼ同じだが安全性やセキュリティ面で強化されたイーサリアム・クラッシックという通貨と分裂することになりました。これをハードフォークと言いますがこういったマイナーチェンジを行なっていくことによって少しずつ信頼を勝ち取って行きました。

イーサリアムは「Blockchain App Platfotm」を標榜しており、様々なアプリケーションを動かすためのプラットフォームとして設計されています。実際にイーサリアムという仮想通貨の仕組みを利用してその上に新しいトークン(この場合の意味は仮想通貨と同じと思って下さい。)が多数作られております。ちなみに上位500位までに入る仮想通貨のうち400種類以上はイーサリアムベースとなっております。

イーサリアムを保管するためのウォレット

イーサリアムのみならず基本的に仮想通貨ではウォレットという通貨を保管しておく銀行口座のような財布をネット上に作ることになります。

ウォレットは電子的に管理するのですがここでセキュリティの観点から秘密鍵と公開鍵というもものの二つを管理することになります。銀行のキャッシュカードで例えると秘密鍵がキャッシュカード+暗証番号、公開鍵がキャッシュカードのみ、というイメージになります。秘密鍵は自分以外の人間には知られてしまうとそのウォレットに入っている通貨を盗み取られてしまいますのでこれは他人に公開しないようにして下さい。従って他人に伝えてもいいのは公開鍵のみになります。

ある人のウィレットのところにイーサリアムを入出金したいという場合には公開鍵を教えてもらうことにより資金の移動を行うことが出来ます。

イーサリアムを購入出来る取引所は?

直近はコインチェックのハッキングの事件があったりとセキュリティ面での問題が叫ばれるようになって取引所に預ける以外にも自分でウォレットを作ったり、ペーパーウォレットという方法を考えるような人も増えてきました。

ただ、シンプルに仮想通貨に投資しようと考えるのであれば取引所で取引するのがいいかと思います。取引所にも特色があるのでその特色を見ながらどこに投資していくのがいいか見ていけばいいかと思います。

取り扱っている取引所

イーサリアムを購入出来る取引所ですが、おそらくほとんど全ての取引所で購入は可能であるかと思います。イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額で第2位になっております。

国内の取引所でイーサリアムを取引できるのは以下の通りです。

取引所 特徴 公式サイト
bitFlyer 日本最大の取引量を誇る仮想通貨取引所 公式サイト
Zaif 取り扱い仮想通貨が豊富、手数料もマイナス0.05% 公式サイト
bitbank 高機能な取引ツールが特徴、セキュリティも安心 公式サイト
QUOINEX セキュリティと通貨ペアの多さが特徴な取引所 公式サイト
GMOコイン GMOグループが提供する仮想通貨取引所 公式サイト
DMMビットコイン 様々な通貨のレバレッジ取引にも対応した取引所 公式サイト
BTCBOX 仮想通貨融資にも対応した取引所 公式サイト
BitTrade スマホにも完全対応した仮想通貨取引所 公式サイト 
BITPOINT 円以外の通貨ペアも豊富な仮想通貨取引所 公式サイト
コインチェック 使いやすいアプリで利用者が多い取引所(現在取引停止中) 公式サイト

イーサリアムの特徴

 電子通貨にスマートコントラクトを統合

取引所等で仮想通貨を購入しようとしても分かるのは値動きだけで実際にどのような違いがあるのかが分からないかと思いますがイーサリアムが他と違う性質を説明します。

元々、ビットコインは通貨の電子版、といった感じですが、イーサリアムはそれに契約書を付随させたようなものになります。これをスマートコントラクト(賢い契約)と言います。ビットコインは通貨の入出金しかブロックチェーン上の台帳に記帳されませんが、イーサリアムはこれに加えて契約まで記帳する事が出来ます。

どういう事かと言うと、例えば「1年以内にスーツをもう1着買ってくれた人はその代金は半額にする」といったキャンペーンをある服屋がしようとしたとします。そうすると2回目に買った時にこの1年前までの間にスーツを買ったことはどうやって証明しますか?レシートを取っておく、などの方法があると思いますが無くしてて仕舞えばそれまでです。しかし、イーサリアムを使えばそういった記録も残っているのでなかば強制的に半額で購入する事が出来ます。こういったことがあるとただ一度に2着買って半額になる、というだけでなく色々なキャンペーンが打てそうですね。

ICOの基軸通貨

仮想通貨(トークン)を発行して資金調達を行うICO(Initial Coin Offering)が注目されていますが、前述のように、新たに発行されるトークンの大部分がイーサリアムベースのERC20(Ethereum Request for Comments: Token Standard #20)という規格に準じたものとなっています。様々な仮想通貨が設計されるなかで、スタンダードな規格を作ろうという機運から生まれたもので、ERC20のトークンを発行していれば、イーサリアムのウォレットで取り扱いが可能になるという利点があります。

ICOをする際には、仮想通貨で振り込みを行うことになりますが、その仮想通貨はイーサリアム(ETH)が指定されるケースが大半です。そのことから、ICOが盛り上がってくるにつれ、イーサリアムの需要というのは高まっていくものと考えられます。(当然、イーサリアムよりも優れたICOプラットフォームを作ろうという動きもありますが)

コンセンサス・アルゴリズムを移行予定

もう一つイーサリアムを特徴付けるものがコンセンサス・アルゴリズムです。

今はPoW(=プルーフオブワークス)ですが、今後PoS(=プルーフオブステークス)に移行する予定です。どちらも仮想通貨で重要なブロックチェーンに関わるものです。これが仮想通貨の安全性を保証するものになりますが

PoWとはブロックチェーンのブロックを作成する際に、最も仕事量が多かった人に新しいコインを発行するというものです。ここで言う仕事量とは算数のドリルのようなものですがスーパーコンピュータでも解くことに非常に時間のかかるものになっています。

ただ、PoWはコンピュータに大量の計算を解かせる必要がある為、多大な電力を消費する必要があることや、中国などのような電力が安い国が有利になる等デメリットも多くあります。いわゆるマイニングです。

一方、PoSとは通貨の保有量に応じてコインを発行する形となり、今では他の多くのアルトコインでも使われております。こうすると先程申し上げた電力の問題などが解消しやすくなります。

これまでのチャート(値動き)は?

イーサリアムのチャートを見てみます。大方の仮想通貨と同様に、2017年の後半から急激に値段を上げ、年明けには18万円を付けましたが、その後は下落し、10万円前後で取引されています(2018年2月21日現在)。下落割合は他の仮想通貨と比べると幾分和らいでいる印象があります。時価総額ではビットコインに次ぐ2位の位置に定着しています。

将来性

イーサリアムは様々な仮想通貨のベースとなっている仮想通貨であり、スマートコントラクトを活かした、様々なアプリケーションをその上で動かそうというプロジェクトが進んでいます。その動きの一つとして、EEA(=エンタープライズイーサリアムアライアンス)という名前で各企業がスマートコントラクトの仕組みをビジネスに活用できないかと研究を行っております。

その企業群には主に各国の金融機関が多いのですが、例えばマイクロソフトやトヨタ自動車の子会社等もEEAに加盟しております。以下はアライアンスのローンチパートナーです。

また、前述のように、ICOの基軸通貨として利用していることから、ICOの流れが続く限りは一定の需要が見込めると考えることもできるでしょう。