「Verge」(XVG)は高い匿名性と使い勝手の良さを両立させた仮想通貨

0
4

Verge(XVG)は、匿名性とプライバシーに重点を置いた仮想通貨です。TorやI2Pなど複数の匿名性の高いネットワーク技術を用いることで、トランザクションの追跡を不可能としました。

開発は2014年からスタートし(当初はDogeCoinDark)、2017年6月にホワイトペーパーならぬBlack Paperが公開され本格稼働しました。ウォレットの提供、公式マイニングプールの開設、スマートコントラクトの実装など開発が進められています。人気も高く、時価総額は第29位に位置しています(2018年2月7日)。

匿名性とプライバシーを重視

Verge(XVG)の特徴は何と言っても匿名性とプライバシー重視であること。ビットコインのブロックチェーンは、その性質から、全ての人に公開され、完全なる透明性を持つことが謳われましたが、現実の通貨の代替として考えると、匿名性を持つというのは自然な考え方です。

TorはTCP/IPにおける接続経路の匿名化を実現するための規格です。また、I2PはThe Invisible Internet Projectと呼ばれ、ネットワーク通信の始点と終点を匿名化し、通信内容も匿名化するという方式です。これらの技術を採用することで、匿名性の高さを担保しています。

また、ビットコインの致命的な欠陥ともいえる、トランザクション速度の遅さを、Simple Payment Verification(SPV)という技術によって解消し、平均の取引確認時間が5秒という高速トランザクションが実現されています。

コミュニティによって開発されている100%オープンソースのプロジェクトとなっています。

実用性を重視した仮想通貨

Verge(XVG)は日常の決済を、本当に代替することを目的に開発が進められている仮想通貨です。前述のように、そのトランザクション速度は実用性のあるレベルに達しています。

コインの総供給量は165億XVGが上限となっています。ビットコインの2100万枚と比べると遥かに多い枚数ですが、これも1枚あたりの価格を抑え、日常使いできる通貨を目指しているためです。取引手数料も0.1XVGと抑えられています。

幅広いプラットフォームで利用できるウォレットが公開されているのも、実用性の高さを反映しています。

数多くの取引所に上場

匿名通貨であり、日本での上場は期待できませんが、海外の主要な取引所には上場を果たしています。日本人でも利用者が多いBinance、Bittrex、Cryptopiaなど公式サイトでは23取引所が紹介されています。

1XVGあたりの価格は0.055ドルで時価総額は8億ドル(2018年2月8日現在)。時価総額のランキングでは29位に位置しています。

匿名通貨とは何か、その仕組みと代表的な通貨、懸念点を紹介